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(無題)

 投稿者:AHH  投稿日:2009年 5月24日(日)11時24分45秒
  通報 編集済
  内需が弱ければ外需、というのは仰るとおり当然の選択の一つだと思います。ですが、内需対策あった上での外需であるべきで、それをしないから「将来への不安」などというものが残るのではないかな、と思います。

日本で起きることは将来的に世界に起きることです。そして世界で起きることは、いずれ日本に起きることです。
そうした「時差」を利用して経済活動は成り立つのですから、日本において止まった需要が別の場所で存在するうちに、その需要に対して売り込むというのは正しい選択です。ですが、そこは食い合いの戦場であり、いつまでも需要がある保証はありません。
時差を利用するために先に進んでおく、それが需要を創作するということで、日本がそこに強いのは日本の地理的特性に他ならないと私は思っています。市場が狭く、情報網が強く、拘りなくいいものに手を伸ばす国民性は、ナチュラルに品質向上の要件を満たします。そうした磨きに耐えたものが、これまでの日本ブランドを作ってきたわけであり、そうした「日本という設備」への投資として、国内需要の回復が必要だと考えている次第です。

海外に向かって作れば売れる、ほんとにそうでしょうか?だとして、それはいつまで?
そんな疑問を呈しているのです。

経済の本質はまやかしです。実体は生産と消費そのものであり、貨幣を介した「蓄財」の概念は、過ぎれば本質を見失います。実価値と価格の間の差異、利益と呼ばれる部分は、本来は成長と進歩のための時間を稼ぐ、先物的な概念なのだと私は捉えています。発売当初は高かったものが、生産効率の向上と競争によって廉価化してゆく。それまでの時間を使って、各企業は努力して体制を整え、そして次の開発に備える。利益は投資されなければいけないという基本で、それを怠れば商品としての価値を維持できません。
「日本」もまた資本を入れて競争に備えなければならない、と私は考えています。

投資の方向性が間違うということは往々にしてあるでしょうが、間違いは正せばよい。その方向性を吟味して、修正していけばいいのであり、すでにある日本市場という設備を捨てることはない。
使える部分とそうでない部分をちゃんと認識していれば、十分使用に耐えるし、アップデートしていける。
私の考える「内需」というのはそう言うものも含んだ意味合いだとお考えいただければ幸いです。


短期的に外貨獲得の方向で「時間を稼ぐ」のはありでしょう。その稼いだ時間で内需に手を入れて回復を図る、というのなら納得します。当然、春日さんも内需なんか無視、なんてことは仰らないと思います。私も外貨獲得するな、という気はありません。単に比重の問題なのでしょうが、私は今後世界が帝国主義の色を強め、多極化していく中で、外を見た経済を重視しすぎるのはリスクが高い、と感じている次第です。


さて、ちょっと強いなーと思うところへの返信ですよ。

>外貨獲得の否定は文明の否定と同義です。
んー。半世紀もさかのぼらないうちに、共産主義世界と資本主義世界があった時代があるじゃないですか。共産主義ったってまぁ100%理想で出来てたわけではないにせよ、一つの意欲的実験的な社会形態だったわけで。
結果的に勝った負けた滅び滅ぼされがあったとして、負けた側が全否定されるものでもないと思います。


>そもそも日本の需要をまるで無視した商品というものを私は知りません
えっと、そりゃ私だって知りませんw 内需に向けた製品作り、といった私の言葉は確かに足りてませんが、ぜんぜん汲めないってワケでもないんじゃないですかw

>「日本で売れるものを作れば海外でも売れる」というのは、消費者を見るという基本を忘れた傲慢に過ぎません。
まぁ、これはそのとおりですけど。
日本の車だっていろいろ摩擦がありながら調整を続けて、気付けば売れてたわけです。日本製が良いものというのはそもそもごく最近の話で、高度経済成長期の日本製品は基本安かろう悪かろうでした。今の中国と変わりません。
日本で売れればそのまま海外でも売れる、それは確かに間違いですが、日本で売れる(良心的な意味で)ものなら海外でも売れる、と言えるクオリティを持っていること自体は誇っていいように思います。
後は、先人たちの行ってきた調整を引き継ぐだけではないかと。
 
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