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(1)
AHHさんも自ら反論を予想されている通り、国内向けの商品のブランドが下落したことが国外向けの商品のブランドに影響するとは思えません。
また、個人的にはこの問題は消費者を舐めたからというよりも、単なる幻想・神話の崩壊(いずれの偽装もかなり長期間行われたものでした)だと思います。実体としての日本製品の質が低下しているわけではない、というのが真相ではないでしょうか。
というわけで、このロジックはとても受け入れられませんが、もし他の根拠や理屈で日本ブランドの下落を推測できるのであれば、拝聴したいと思います。
(2)(3)
日本の貨幣の信用は落ちておらず(むしろドルやユーロの信頼が落ちたせいで相対的には円の信用は高まっている=円高)、これまでの話では、少なくとも海外向けの商品の信用が落ちている事実も見あたりません(これに加えて、個人的には国内向け商品についても過剰に信用されていたきらいがあり、単なるバブルの崩壊だと思っています)。
労働市場については、これ以上日本が賃上げする余地はありませんし、これから大幅に下げなければならない、というのが個人的な考えです。
なぜなら、同じ仕事をベトナム人(今は中国人より安いらしいですね)ならば10分の1の給与で行えるのに、敢えて日本人を雇う理由はないからです。
もちろんAHHさんの仰る通り、国の施策である程度日本人を優遇することはできます。しかしそれにも限度があります。
これまで概ね西欧と北米と日本が独占してきた資本主義市場に、その数倍の人口を持つBRICsや東南アジアが流入してきたのです、需給の関係から言っても労働者の給与は数分の1にならざるを得ないでしょう。
そもそも、これまで社会は必ず奴隷的な身分を必要としてきました。してみると、これまで日本に奴隷的な身分が存在しなかったことが異常であり、それは日本のピラミット構造をなす産業構造の下層から、ということになるでしょう。厳しい現実ですが、日本の労働者はこれまでが恵まれすぎており、現実に帰らねばならない、ということだと思います。
対策としては、できる限り儲かる仕事を日本が占める(これまでの日本は重厚長大産業でそれを実現していましたが、今後は知識集約型産業であろうと思います)ことでしょう。もちろん、できる限り国民が中流層から落ちないようにするセーフティネットの構築を否定するものではありません。
もしそうではなく、この市場主義の現実を真っ向から否定して、日本人だけが他国の水準を数倍する所得を享受する奇跡のようなアイディアがありましたら、こちらも拝聴したいと思います。
>時差利用で、安い労働力を入れるのはよいとしても、時差はいずれ埋ります
これは商売としては当然の話で、時差利用を利用するのは当たり前だし永続するビジネスモデルはありません。永遠に対処できるものではないからと目の前の問題を放置する法はないでしょう。
(4)
例えばトヨタの工場が閉鎖して、その工場の工員にモノを売っていた店員は失業するわけですけど、彼らも体感できる生活が得られますか?
日本は世界的に見れば極めて外需依存度が低いと言われていますけれども、それでもGDPの2割を直接的に外需で(例えばトヨタの工場の工員)、もう2割を間接的に外需で(例えばトヨタ工場近くのコンビニの店員)まかなっていると言われています。国の4割の人間を失業させた上で成り立つ「実感できる生活」とは、どのようなものでしょうか?
むろん、いきなり4割を辞めさせるわけにはいかないのでソフトランディングを図るのでしょうけれど、AHHさんの仰ることは壮大すぎて私にはその4割が今後どのような仕事に転換するのか見えてきません。内需拡大でそれだけの数を賄えるとも思えません。
>日本国民には「外需利益」はたいして関係ない話
確かに、外需で得た利益が資本家に独占され、労働者にまで回らなかった問題はありますね。ですからその配分を見直すことで、労働者も外需の実感が得られるようになると思います。
>国内は奴隷労働者の飼育場所
例えばトヨタの期間工の労働モデルを取り上げますと、労働時間は1日7時間35分、給与は1年目で月20時間残業したとして、月収25万5千円〜28万円程度+諸手当です。
むろん楽な仕事だとはいいませんが、奴隷とまで言えるほど悲惨な職場ではないような。
もしかしたら言い方が慇懃無礼に感じるかもしれませんが、私はAHHさんを論争で打ち負かしたいと思っているのではなく、自分の理性の限界を試したいのです。もしお付き合い下さるのでしたら、AHHさんの考えをお聞かせ下さい。
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