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静山作源兵衛清安書盛上駒

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月20日(金)12時53分7秒
  オークションの静山作源兵衛清安書盛上駒が25万円ほどで落札されました。ヤフーオークションに関する掲示板で何人かの方があれは本物と書かれています。わたしがここでそれが本物ではないといいたいのではありません。本物であるとする根拠はなんだろうということです。そのことに純粋に興味があります。また、静山の贋作は見たことがないという方もいらっしゃいました。見たことがないと思っているということなんだろうと思います。

贋作を作る方もそれなりの駒師の方なのでしょうから、同じような見た目に作れるとは思いませんか。また、分かりやすい贋作の中に判別しにくい贋作を混ぜれば、これは本物だな、と思い込みやすいということもあります。あまりにも分かりやい贋作銘は何のためだと思われますか。

キコリさんがおっしゃるように、本当に好きだと思えてご自分の手元に置く気があれば贋作で問題があるでしょうか。これはわたしの個人的な趣味ですが贋作でも絶品ならばOKです(贋作と知って購入したことは一度もありませんが)。ところが、転売目的で出来の悪い作を底値で拾おうとする方はそのギリギリの真贋が気になるのかもしれません。

わたしは静山作が好きです。

そのこともあってか今までは、出来の悪い静山銘の駒はあまり真面目に見てきませんでした。直ぐにパスでした。今後は静山を守るためにもそのような駒も真剣に観ていこうと決心しました。また、静山の駒とはどんなものかを指し示す企画が必要ではないかとも思いました。わたしはもう一度勉強し直した上で、それらに取り組んでみたいと思います。
 

贋作セット

 投稿者:キコリ  投稿日:2009年11月20日(金)09時01分16秒
  10年以 上前になりますが、ある駒師より「静山昨」の贋作セットなるものを拝見しました。そこには、白木地に、金将が一枚、銀賞が1枚、桂馬が1枚、香車が1枚、歩兵が1枚
ついており、まぎれもなく静山の作品でした。
その駒師曰く、「私は、これと同じもので同じように1組の駒を作れとある盤駒商から依頼を受けて作ってしまいました。そこに、後から飛車、角、王将が加えられ静山の名が付けられてしまったのです。つまり、知らない間に贋作を作らされてしまった。」とのことでした。
この話を受け、調べまくりました。すると、東京中の骨董店や質屋さんからボロボロとたくさんの同じような贋作が出てまいりました。このような依頼は、その駒師一人だけではなく、多くの駒師が、同じようにだまされ、贋作を作らされていたのです。
その盤駒商は、以前静山と商売をしており、多くの品を販売いたしておりましたが、今は倒産をして存在いたしません。その数たるや数百にのぼります。静山の評価はその為に一気に下がってしまったものです。呆れた話です。
その駒師は、当時少尉連盟と付き合っており、東京へ来ると将棋連盟で宿泊をしており、2度ほど私はそこに呼び出されました。彼曰く、『ここにもあります、証明して下さい」と言われ閉口しました。調べてみるとそれらは、不思議なことに4軒の盤駒商から流れてきたもので、驚かされました。しかし、出どころは一緒で、それらの盤駒商もその贋作をつかまされていたのです。その後、その事に気が付き、処分をする為に流されていたものでした。
当時の担当者は青くなり「この話は本当ですかと聞かれましたが、私は「真贋を見るのは私の本来の目的ではありませんし、それを専門としているわけではありません(当時の話)。
どうかと聞かれれば限りなく黒に近い灰色ですね。」と答えますと「では、どうすればよいでしょう。」と聞かれ、また唖然。「それは私の役割ではありませんよ、あなたが仕入れたものを私がどうこう言うべきものではありません。しかしここは対局が行われる場所ですよね、販売をする事は問題だと思いますので対局に使うということも可能では。」と言い残し帰ってまいりました。
真作か、贋作か、それは買う側にも責任があるのではないでしょうか。特に販売をする方は
それを見極める目が必要となります。贋作を販売することになれば、そこの信用は必然的に落ちてしまいます。一般の方に、そこまでを求めることは無理であることは解ります。
しかし、高価な買い物をするときに、言葉だけを信頼するのではなく、自分自身の感性を高めれば、そのようなものをつかまされることは無くなる筈です。仮にそれが贋作であっても
自分で本当に気に入ったものであれば、気にもならなくなる筈です。
盛上げ駒などは、高価な買い物です。いろいろな場所で、いろいろな作品を見てから決められることをお薦めすると言うことしかありません。
だって、気に入って買われたのでしょ。それが、後で価値が薄いものを買ってしまったなどと思うことは、自分の目がその商品を買うに値しなかっただけの話であり、気に入って買った以上は大事にしてやることが、その駒に対する愛情の筈です。転売目的で買われたのであるならば、もともと駒に対する愛情が少なかっただけなのですよ。
 

江陽作巻菱湖書盛上駒

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月19日(木)04時34分36秒
  銘駒オークションの江陽作巻菱湖書盛上駒は、最初にご入札いただいた方が更新額35万円をご入札くださったので落札とさせていただきました。この駒は将棋連盟販売部にて45万円ほどで購入したものでした。また、オークションという名称ではありますが、それは名ばかりで、わたしとしましては、ヤフーオークションのように間違って高い値段を付けて貰えばラッキーという考えはありません。もちろん希少性に応じて高値が付くことはよいと思っています。今回はコメントも真面目に書いていただき、大切に使って頂ける気がいたしました。初日にご入札してくださった方ということもあり、現在、お金に不自由なわたしではありますが心が動きました。終了日までの長い期限を残した終了となり申し訳ありません。  

盛上げの雰囲気さんへ

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月19日(木)02時41分31秒
  今回の件につきましてはわたしはその信憑性を別として一応の結論を持っていますが、写真だけで特定の駒が贋作かどうかは(例え判定能力があったとしても)申せません。本当に入札されるおつもりならばメールでご相談ください。その場合は、個人的におすすめするかしないかだけ申します。ところで一般論ですが、駒の評価を A、B、C としてみた場合、A といえるような絶品の贋作というのもあるかもしれません。そのようなことをお考えになったことはあるでしょうか。しかし大抵の場合は C ですね。今回、話題の駒が A、B、C のどれに当たるのかお考えになってみましたでしょうか。C でも銘が影水ならば静山ならば良しなのでしょうか。わたしのブログをご覧になってください。ちょうど静山作の駒が載っています。駒の銘というのは駒を観る場合に実に参考になるものです。(以前は軽視していましたが今は重要性を認識しています)例えば、静山作の駒銘を見ると特徴があると思います。静山の山はどのようか、源兵衛の兵はどのようかなどです。さて話は変わりますが、昨今のように多くの値が張りうる古駒がオークションに出てくるようになると、その真贋、出来不出来が気になるものです。大きな声で贋作!とはいえないまでも逆に「真作といえそうです」という一定の保証が必要になってくるかもしれません。そのようなことが組織的に行えないものかどうかを個人的に検討しています。  

駒好きさんへ

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月19日(木)02時11分33秒
  そのようなご質問は過去にも多く頂き、キコリさん、yamamotoeisuiさんらがお応えになっています。ご面倒でも本掲示板の過去ログをお調べください。なお、手入れについては駒の状態次第でもあります。から拭きが基本ですが、わたしの場合はレアケースですが蝋で磨いたりもします。また、その他特殊な方法も一部試していますが皆さんにはおすすめできません。  

(無題)

 投稿者:盛上げの雰囲気  投稿日:2009年11月18日(水)23時41分58秒
  色々と贋作の件でお話しておりますが、同一人物より出品されています静山、影水の小駒は本物ですよね。  

(無題)

 投稿者:駒好き  投稿日:2009年11月18日(水)23時37分6秒
  ご教示願えますでしょうか?
時代物の盛上げ駒を所持しておりますが、手垢が多く付着しているようです。(手入れはしていなかったようです)この駒の手入れをしたいのですが、どのように手入れを施せばよいやら悩んでおります。先生方ご教示いただけますでしょうか?
 

終了予定日変更

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月17日(火)23時23分54秒
  期間が長すぎるというご意見を頂き、銘駒オークションの終了予定日を11月29日に変更しました。まだ長いとは思いますが、試行錯誤段階ということもありご理解を頂きたく存じます。  

銘駒オークション

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月17日(火)02時37分30秒
  懸案の銘駒オークションを開催しました。自分の駒を売るっていうのがどうも気が向かなくて、今日まで延び延びでした。いろんな方法を考えたのですが、素朴で原始的な方法に落ち着きました。今まで銘駒図鑑を無償で頑張ってきたのです。この辺りでわがままを言わせて頂こうと(笑)なんじゃこりゃとか言わずに優しく応援してくださいね。  

RE: 贋作について

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月16日(月)11時09分36秒
  柿崎大祐さん、お世話になります。まず電子メールですが、トップページの「直接参照」というメニューの一番下にありますが、baisuiあっとmeikoma.com です。この掲示板にも書きましたが、わたしは今まで真贋を観ることを自分のテーマにしたことはありませんでした。まだまだではありますが駒のよしあしを観る自信は比較的あるほうです。しかし実見しても100%の自信はありませんので写真ではなおさらです。それをご承知の上ならばわたしのできるご協力はいたします。 ご連絡ください。 P.S. わたしは今まで駒を購入するとき真贋を心配したことはありません。実見し納得できれば迷わず購入しました。つまり例え贋作であってもこれならばいいよ、というわけです。また、影水作を買うときも同様で幹太郎が作っていないとしてもこれならばよし!というわけです。オークションなどで写真を基に購入する場合は、これはもう勝負!という他はないですね(笑)  

贋作について

 投稿者:柿崎大祐  投稿日:2009年11月16日(月)00時28分18秒
  宮○は贋作かどうか以前に下手くそですね。
香○の銘は筆跡が違うように思います。それに初代駒師香月という銘は初めて見ました。
竹○は私はあまり見た事が無いので判断できませんが、歩兵が一枚別の書体の物が混じってますね。

私は確かに以前この人から三組駒を譲っていただいた事が有ります。
その時は三組とも一応本物だったと思います。ただ香月作のいわゆる天童草書体を、説明文の盛上げというのを信じて落札したのですが、実物を見たところどうも書き駒にしか見えませんでした。
高い買い物でしたが、これも授業料だと思って諦めました。一度鑑定してもらいたいと思ってます。
梅水さんにお願いが有ります。今落札したい駒が2組有るのですが、片方が贋作かどうか自信が有りません。そこでこっそり教えていただきたいので、アドレスを教えていただけないでしょうか。
 

指導対局は締め切り

 投稿者:しろねこ  投稿日:2009年11月15日(日)16時04分43秒
  山形県天童将棋駒協会様にお電話しましたところ指導対局のほうは応募者殺到のため締め切ったそうです。駒師との会話や写真撮影は可能ですか。女流棋士の写真撮影も可能ですか。  

贋作の周辺

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月15日(日)14時37分57秒
  古陶器や書画のオークション世界では、どこどこの倉から出た、出品者としては真贋等一切評価は出来ない、写真でご判断くださいというのが常套手段になっておりまして、これが本当に知らないのか確信犯であるのかの判別は出来ません。今回の業者の方がそのどちらであるかも同様に不明です。しかし、駒もそのような世界の一員になれたのだとすれば、うれしい面もありますね。今回はあまりに分かりやすく、多くの方が気づかれたことでしょう。しかし、もっと微妙なもの、銘が完璧に近いもの、駒自体を精査しなければ判別できないものなども数多くあるのではないでしょうか。今回まだ誰も気づかれていない贋作と疑われる出品駒がございます。実はその駒こそ今回わたしが一番気になっている駒なのです。写真で簡単には判別できませんしわたしも100%自信があるわけではありません。そのような微妙なものが今後、数多く出てくるようであれば何か抜本的な対策が必要になるのではないでしょうか。  

贋作について

 投稿者:キコリ  投稿日:2009年11月15日(日)10時52分30秒
  今、それと思われるものを拝見させていただきました。
いろいろと出てくるものだな〜としみじみ思います。
30年近く前になりますが、静山さんの贋作が大量に出されました。(百単位)
その為、彼の評価は著しく下がったものです。
竹風さんにも贋作が出ました。

駒師は、決して裕福な生活をしているわけではありません。
一生懸命に、その糧を得ようと、日夜努力を続けていらっしゃいます。
贋作を作れるということは、一度は駒製作に携わり、良い作品を作ろうと
努力をされた筈です。その心を失ってしまってほしくは有りません。

物を作る以上、「習作」という物はどの世界にもあります。
しかし、それは自分自身の技術向上のためであり、名前を入れてしまう行
為は許されることではありません。

私の、集めた駒の中に、奥野商店の無名の駒があります。
驚くような素晴らしい杢の木地で、木地を扱っている者でもほれぼれとする
ような物です。しかし、これは無名であるからこそいいのです。
多分、私はその作品を手放すことは無いでしょう。と言うより手放せません。
そこに、名を入れられてしまっては、との思いからです。

私は、よく「駒は一目ぼれ」と書きます。無名であれ、有名作家の作品であれ
使う方が、喜んで使えることが、道具としての駒の役割であると思っているか
らです。贋作を作る(そっくりそのままに)事などは実は簡単なのですよ。
しかし、幸いなことに、そのやり方をされた方は、過去にはおりませんし、ま
たその工法公表するつもりもありません。ある程度以上の駒を持つことは、
趣味の世界となります。趣味である以上は奇麗な世界であってほしい。
好き・嫌いを論じながら酒を酌み交わす世界であってほしい。

私のところへは、よく鑑定依頼が参りますが、あまりやりたくはないものです。
鑑定を希望する心には「欲」が絡んでいるからです。
気に入って求めたものなら、それでいいではありませんか。
なぜ、私がそれを引き受けるかは、贋作を作る行為に対する怒りからです。
ですから、鑑定を希望する方には、もし贋作であっても、その駒の良いところを
申し上げます。そして、「気に入って、求められたんですよね。」とも言います。

駒は、名を見て買う物ではありませんよ。「この駒で指してみたい」という気持
ちで買う物ではないのでしょうか、
 

おそらく贋作について

 投稿者:匿名希望  投稿日:2009年11月15日(日)09時41分41秒
  現在オークション出品中の「おそらく贋作」について、昨日私も2ちゃんねるのオクスレに書き込もうとしましたが、アクセス規制のため書き込みできませんでした。
断定はできないものの、宮○にしろ竹△にしろ香◇にしろ、いわゆるケツ字を見るだけでも
直観的に「変」に感じました。
この出品者と取引経験のある柿崎さんのご意見も一度お伺いしたいものです。
それにしても2ちゃんのアクセス規制は何とかなりませんかねぇ。
 

駒鑑定

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月15日(日)08時46分45秒
  浅草@さん、こんにちは。お世話になります。宮松作鵞堂書といえば「駒のささやき」の作品が素晴らしいですね。所蔵者の竹村正夫さん宅に平田(雅峰)さんと一緒に伺ったのですがお留守で実物は見れずじまいです。いつの日にか拝見したいものだと願っています。今ではわたしは自分で所有しなくても見るだけで満足する人間になってしまいましたが、所有できるならばする方がベストなんですね。よい駒を持てば強力なリファレンスになります。さて、駒鑑定とは面白いもので、影水作とあっても影水工房の誰がいつ頃作ったのかまで特定が出来ることを目指したいと、わたしは考えていたこともあります。しかし、事実関係の調査から膨大な駒の実見による比較分析等が必要となり、その道程の入り口辺りでうろちょろしてしまっているわたしです。そのような中、わたしの最大の武器は生意気にも「絶対美感」と名乗っているものです。筆の入りがどうのハネがどうのではなく作品を絵として捉えたときの「あるかないか」これに頼っています。あとは作者別年代別の優れたリファレンスを長い時間観ることが出来ればどのようなケースでも判別する自信はあります。でもこの経験を得るのは大変な努力が必要ですね。実は長い間、そのようなことに興味を失っていましたが、つい最近またそのようなことに大変興味を持つようになりました。分かりやすい贋作の判定は簡単です(あれ、当たり前だ)が、いつの日にか駒マニアさえうっかりするような判定が出来るようになりたいものです。  

銘駒のススメ

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月15日(日)01時30分36秒
  「銘駒のススメ」を書いたのは2002年の7月1日でした。それから7年以上の歳月が経ちました。書いてから今まで一度も見直したことさえありませんでした。すいません。ある掲示板に銘駒のススメにこうあるというようなご参照を頂いていたのですが、それを見て驚いたのはわたしです(笑)その他、いろんな部分を読み直してみますと、あーあ、バカだなとか、こんなこと書いてたんだとか、恥ずかしくなることもあります。量が多いので少しずつ直していく他はありません。わたしは完成などしていません。成長しています(笑)今後も頑張りますので優しく見守ってください。お願いします。  

ご参考「贋作」

 投稿者:浅草@  投稿日:2009年11月15日(日)00時32分7秒
  写真では100%断定は出来ないと思いますが・・・・ご参考まで

・『本物』(と私が思っている写真): http://www.tohsin31.com/21-3-15/21-3-15-10.htm

 ※現在ヤフオクに出品されている「同じ作者の同じ書体」は、『本物』に比べて出来があまりにも違いすぎると思いましたので、ご参考までに。

【追伸】
梅水さんのご指摘と違う作品かもしれませんが、あくまでも私(素人)の個人的意見ですので・・・
 

贋作

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月14日(土)23時40分46秒
  現在、オークションに贋作と思われる駒が出品されています。わたくしはどれかを特定はしませんし、聞かれてもお応えは出来ません。しかしご注意ください。写真では100%の断定は出来ません。最低限出来がとても悪いことは間違いなさそうです。今回入札したくて迷っている方はメールでご相談ください。  

11月21日に参加したい

 投稿者:しろねこ  投稿日:2009年11月12日(木)20時26分22秒
  しろねこです。11月21日(土)に天童駒まつりに参加してみたいです。女流棋士との指導対局ができ、キコリさん他の先生方に竹風作の彫埋めを鑑定してほしいです。大竹竹風師、竹風師は根杢でなく、斑入りもしくは杢と言われていました。指導対局のほうは先着順なので締め切ったかな。いろいろ用事があり決定はできません。  

天一作草書彫り

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月11日(水)21時27分17秒
  キコリさん、了解しました。

ご覧の皆さん、銘駒図鑑へもアップで掲載予定ですからご期待ください。現在の写真はひきすぎていてちょっと内容が判別できないと思います。二代目天一 佐藤松喜師の作で板目に天童流の漆(ジョウハナ漆?というそうです)仕上げです。天一ファンの方にはたまらない逸品であると思います。
 

(無題)

 投稿者:キコリ  投稿日:2009年11月11日(水)20時54分33秒
  梅水さん
お願いがあります。21日にお見えになる際、天一作草書の駒も一緒に拝見できますでしょうか。あれはいつ見ても感動します。お願いいたします。
 

11月21日(土)

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月11日(水)12時06分15秒
  キコリさん、11月21日(土)に「第7回 天童将棋駒祭り」に行けることになりました。午前中からお邪魔します。久しぶりに電車に乗ることになります(笑)錦龍の駒をお持ちします。  

RE:梁山泊の駒

 投稿者:キコリ  投稿日:2009年11月10日(火)20時56分44秒
  面白い駒が揃いましたね^^。
錦龍の駒ですか。奥野の字母の駒ですね。豊島字母と奥野字母とは面白い関係にあります。
奥野商店の息子さんは現在の上野の豊島碁盤店に盤作りの修行に行っていました。両者はライバル関係であると思っいらっしゃる方が多いですが、意外と仲が良かったようですよ。
「金龍」に対して「錦龍」、「鳴鶴」に対して「明鶴」「真龍」に対して「新龍」等々違う字で同じ読みをするものが多く存在しますが、それは相手の字母に対する強い意識と尊敬を持ってお付き合いをしていたように思います。

現在は、そのような不文律を守ることも無くなってしまったのかのように、他の方の字母を平気で作られることが多くなってしまいましたが、それは間違った考え方ではないでしょうか。物を作る以上、オリジナリティを大事にして頂きたいものです。

しかし、楽しみがまた一つ出来ました。
 

梁山泊の駒

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月10日(火)16時10分5秒
  本日、梁山泊から7組の駒が送られてきました。内訳は、松尾作彫り3組(影水菱湖、龍山錦旗、奥野錦旗)、龍山金龍彫り、錦龍の駒、桂山作無劍書彫り、天一作草書彫りです。今、わたしの目の前に全駒並べていますが、やはり駒というものは実見しないといけないものだなぁと感じます。感想は梁山泊に送りますが、銘駒図鑑でも差し支えなさそうなことは書くことになると思います。キコリさんに会うようなら錦龍の駒(奥野商店の駒?)をお見せしてくださいと言付かりました。21日にお邪魔できることになったらお持ちします。  

数次郎の遺作

 投稿者:キコリ  投稿日:2009年11月10日(火)08時09分48秒
  梅水さん
なるほど、未だによく理解が出来ておりませんが(^^;)、そのように書き込みにより画像や動画が掲載できるわけですか。

江陽師の錦旗が掲載されましたね。錦旗は、一番多く製作される書体ですが、逆に一番表現
が難しい書体でもあると感じております。特に、「将」の字のバランスにより全体感がまるで変わってきます。

今まで見てきた錦旗で、一番印象に残っているのは、数次郎の遺作でした。豊島字母紙とは違った、試作的作品でした。特に漆が良いわけでもなく、細めで少し縦長の錦旗でしたが、
一目惚れしてしまいました。2重箱に収まり、そこに数次郎の手により「豊島讃へ」と彫ってありました。父、太郎吉へのものだったのでしょうか。中箱の上に「此在一戦」と奇麗に彫ってありました。
 

銘駒掲示板への画像と動画の貼り付け方

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 9日(月)22時16分52秒
  お問い合わせを頂きましたので取り急ぎ簡単な説明を作りました。
こちら → http://meikoma.com/image/info/howto-gazo-doga.gif をご覧ください。
 

第7回 天童将棋駒祭り

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 9日(月)22時14分56秒
  わたしも行けるようなら21日にお邪魔したいと思いますがまだ決定できません。
なお、掲示板に貼り付けたついでに銘駒図鑑のトップページにご案内を儲けました。
 

RE:天童将棋祭り

 投稿者:キコリ  投稿日:2009年11月 9日(月)08時02分34秒
  >都合がつけばぜひ行きたいです。皆さんもお誘い合わせの上いかがでしょう。

私は、20日・21日に行く予定があります。20日は秀峰師が、夜当工房を訪れ食事をする予定となっており、行く時間帯は遅くなるでしょう。
21日は、秀峰師・掬水師が揃う為お昼前から行く予定です。掬水師とは、夜会食の予定の為、その後銀ブラでもして時間をつぶし、夜に備えます。
 

第7回 天童将棋駒祭り

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 6日(金)23時22分16秒
   

RE: 伝統工芸士会

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 6日(金)20時03分18秒
  都合がつけばぜひ行きたいです。皆さんもお誘い合わせの上いかがでしょう。  

将棋駒界の淀川長治

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 6日(金)19時59分32秒
  淀川長治(故人)という人は映画評論家でどんな映画でも褒めていました。わたしとしましては「将棋駒界の淀川長治」を最後まで貫き通そうと思っています。もちろん、淀川先生も好みの映画、好きになれない映画があったそうです。しかしどこか見所を見つけて映画の素晴らしさを伝え続けたわけです。わたしもそのような立場です。  

RE: 木村作

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 6日(金)19時53分24秒
  キコリ教室でわたしが教えていただいたことですね。

>木村さんは、分業をしていなかったか?いえ、しておりました。
>彼の、作品の中にまるで違う作者名、書体名の物がありますが、
>それは香月さんによる彫りのものです。

はい。それは聞いておりましたが、下職としての香月師の彫りに木村の盛上ですね。そうではなく盛上自体を木村承知で分業していたかどうかということを申し上げたわけです。分業という言葉が適当でなかったかもしれませんね。

確かに彫り埋めは目も当てられないようなものが多く存在します。そのような作を今でも時々目にしますがわたしも悲しくなります。

そのようなことを承知の上で「木村好き」を名乗らせていただきます。キコリさんがおっしゃるように銘が誰それで木地が何だから評価はこれで決まりということではなく1点1点を評価しなければならないということはわたしも強く申し上げたいところであります。これはキコリさんとわたしの共通テーマです。
 

伝統工芸士会

 投稿者:キコリ  投稿日:2009年11月 6日(金)10時34分49秒
  先日書きました、天童の伝統工芸士会の開催日に訂正を

開催日は20・21・22日です。
秀峰師の実演は20日と21日の午前中、掬水師の実演は21日午後と22日です。

訂正してお詫び申し上げます。
 

木村作

 投稿者:キコリ  投稿日:2009年11月 6日(金)08時34分48秒
  >木村の駒というのは職人で分業したという話はあまり聞きませんが贋作が多く作られたと>いう話は聞きます。注意が必要です。

木村さんは、ある意味ではパイオニアであったことは確かです。
私が、高校生のころに幾度か工房にお邪魔しました。その時に驚いたことは、直径で70cm程の柘植の木でした。彼はそれを「外地の柘植」と呼んでいました。つまり、今で言う中国材だったのです。お話では戦前の物で、当時は日本に運ばれていたとの事。大きいので残していたとのことでした。

木村さんは、分業をしていなかったか?いえ、しておりました。
彼の、作品の中にまるで違う作者名、書体名の物がありますが、それは香月さんによる彫りのものです。

木村名人が、現役のころは「木村駒」は名人の名前もあり非常にもてはやされますが、昭和30年以降、影水さんの駒が連盟で使われるようになると、彼の作品は一変してしまします。値段は木村さんが倍の値段でありましたが、影水さんのほうが優れていると言われるようになり、木村さんもそのことを良く解っていたのでしょう。特に影水さんが急死すると、その値段は倍に跳ね上がり、木村さんの駒の値段を上回ってからは「駒は道具、必要以上に
奇麗にする必要は無い」と変わって行きました。年齢による衰えと、世間の評価が変わってしまったためでしょう。

特に、晩年の彫埋め駒には、問題が多い作品が多くなりました。彼は、いつも腰に手拭いにくるんだものをぶら下げ、時々それを手で揉んでおりました。それは、との粉に漆を混ぜたもので、との粉の量がほとんどの物でした。出なければ腰に常時釣るしていては誰でもかぶれてしまいます。普通は漆ととの粉は同量に近くするものですが、彼の場合は漆は10%も入っておりませんでした。その分量では、目止めがほとんど無くても、漆が滲みません。
その為、時代とともに、それらの駒の漆は彫の部分から全てが剥奪してしまうようになってきたのです。一度、ある盤駒商の方から、5組の彫埋め駒の修復依頼がきました。2・3枚の駒が素彫りから、飛んでいました。飛んでいない駒も、ガムテープを張り剥がすとほとんどが、ガムテープにくっついてきてしまい驚かされました。中には取れない部分もありましたが、あれから15年は経ちます。より危ない危険性があります。私が、木村駒の評価を一部にしかできないのはその為です。

名を売り、名人ともてはやされ、その名人の名を奪われた後の駒師の悲哀をそこに見ます。
駒の評価は、1作1作違うと書いたのもそこにあります。味のある駒を作られた方ですが
残念です。
 

木村作清安書

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 5日(木)20時57分37秒
  木村駒の話が出ましたのでちょいと書きたくなりました。確かにわたしは木村文俊作に大変興味があります。木村の駒というのは職人で分業したという話はあまり聞きませんが贋作が多く作られたという話は聞きます。注意が必要です。また、時期によっては随分ひどい盛上をしていた時期もあるようです。ザラザラの感じですね。かといえば絶品の仕事も残っています。そうなると面白い現象として、よい駒は木村本人が作ったものではないという評も出たりします。その辺りがミステリアスですね。木村作の銘も安定しませんね。いろいろブレています。そうなると今度もこの銘は贋作だ。この銘は何だという評も出てきます。いろんなところで紹介される武村正夫氏所蔵の木村作園書の彫駒ですが、こいつが凄い!これがよすぎるんですね。じゃ木村じゃないねと(笑)これはねぇ、彫りが上手いとか下手とかじゃないんですね。こんなの作れる人(駒師)はそんじょそこらにゃいません。あれ、木村作清安の話でした。わたしは木村形の清安書盛上を持っています。今回のオークションの駒もこのタイプで結構数があるようですね。しかし、タイプが同じでも中身が違います。杉さんの駒もまた違いますね。駒形が同じで銘が似てるならあとは木地の違いだけ!?待ってください。一つ一つピンからキリで仕事のレベルがまったく違うんです。今回はそのことが書きたかったのです。  

RE: トーシン

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 5日(木)17時37分47秒
 
  今回は何とかさん、お気遣いいただきありがとうございます(笑)「梅水さんのお好きな大御所の木村師、秀峰師の作」とのことですが..ここでは直接何も言えませんが、嫌いでないのは確かです(笑)ただですね、わたしは全ての駒を褒めています。その部分だけ見ると「そうかそれがそんなに好きなのだな」となりますね。わたしは銘駒図鑑において個別の駒の悪口を絶対言いません。しかし駒が集合形になった途端、ひどいことも言っています(笑)その辺りもお楽しみください。で、トーシンさんのオークションを拝見しました。木村作ですがこのタイプの清安はわたしも所蔵していまして大変気に入っています。駒研の杉さんも同タイプの大変味のよい清安を所蔵されています。オークションの駒こういう駒を観るときにも手元にリファレンスとなる駒があるのは助かるものです。オークションの木村作についてはノーコメントですが、ご質問の銀目は特別めずらしくはないと思います。秀峰作は銘が「村川秀峰作」なのですね。めずらしいと思いますが製作時期が古い作なのでしょうか。駒形と駒字の配置も面白いですね。好みが分かれるところだと思います。
 

静山美水

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 5日(木)16時45分40秒
  わたしは見ていないのでしょうね。また、当然ながら美水作もいろんな段階、不出来などがあるのでしょう。わたしも最近はどんな駒でも否定的でなく興味深く観るようになりました。今後は益々駒鑑賞が楽しくなっていくことと自分でもワクワクしています。今は田舎に引きこもっていますが、また、駒に誘われあちこち彷徨えるようになることを楽しみにしたいと思います。  

トーシン

 投稿者:今回はなんとか  投稿日:2009年11月 5日(木)16時16分33秒
  今回は結構いい作品がトーシンからでてますね。
梅水さんのお好きな大御所の木村師、秀峰師の作の盛り上げがでてますね。木村師の銀目というのはきらきらと輝いている魚のうろこが光っているように見える珍しい駒ですか?
 

(無題)

 投稿者:柿崎大祐  投稿日:2009年11月 5日(木)12時37分39秒
  キコリさん、梅水さんありがとうございます。
すると、静山美水とでも呼ぶべき駒が有るということですね。見てみたいですね。
実は私がその話を伺ったのはトウシンの長谷川さんからです。長谷川さんは美水さんから直接伺ったとおっしゃっていました。話し好きな方で早口なので私が聞き違えたのでしょう。
 

RE:駒師番付

 投稿者:yamamotoeisui  投稿日:2009年11月 5日(木)12時29分43秒
  将棋駒の世界に美水作水無瀬書の盛上げ駒が載っています。是非ご覧下さい。  

柿崎さん

 投稿者:キコリ  投稿日:2009年11月 5日(木)09時04分7秒
  美水さんの駒のことですか。美水作には、ご本人が作られたものと静山が作られたものがあることは確かですが、美水さんご本人が盛上げをした駒の下彫をしたのが静山か?とのご質問でよろしいでしょうか。

私の知る限り、静山さんが下彫りをされた駒は静山が盛上げをしております。
美水作で美水さんが盛上げをなされるようになったのは、静山の美水作以降のことです。
その時に、その下彫をされたのは佐藤幸水さんという方です。

下彫りですので漆に隠れている為にそのような話が出来あがってしまったのでしょう。
 

RE: 天童伝統工芸士会

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 5日(木)08時24分3秒
 
  それは興味深いですね。掬水師や月山師の羽前が観られるのでしょうか。羽前書でなければそれほど面白いとは思わないかもしれません。さすが天童伝統工芸士会の方々は分かってらっしゃる。そういえば、わたしは羽前書の彫り駒を二組持っています。近く、銘駒図鑑に掲載するのもよいですね。

  一つは秀峰作でもう一つは勝学作です。写真を撮ったことは一度もありませんでした。また、別件になりますが、桂山作の彫り駒も5組ありますが写真を撮ったのは竜司書と巻菱湖書で他の3組は手つかずでしたのでこの機会に写真を撮ろうかと思います。ちなみに桂山作巻菱湖書はわたしが誇るコレクション「なんちゃって桂山」(=贋作)です。
 

天童伝統工芸士会

 投稿者:キコリ  投稿日:2009年11月 5日(木)07時53分46秒
  今月20日、21日に東京の有楽町にある交通会館で、天童の将棋駒の伝統工芸士会が開催されます。
今年は、20日に秀峰師、21日に掬水師が実演に訪れます。

さて、今年は面白い試みがなされます。伝統工芸士達が、同じ書体による作品を発表することです。

書体名は「羽前書」。

どのような表現を皆さんがなさるのかが今から楽しみです。
よく、「羽前書」を選らばれたと思いますね。あの古典的な稀な表現の書体を、彫駒や彫埋め駒でどのように各人がアレンジし表現をなさるのか、面白い企画です。
 

RE: 駒師番付

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 5日(木)07時36分54秒
  柿崎大祐さん、こんにちは。早速ですが、駒師番付は書き込んだ方がお酒でも一杯やりながらか興じたということかもしれませんので、指が滑ってご本人の知識とは別のことを書いてしまっている可能性もあると思います。わたしとしてはそのような駒もあったのかなという程度に眺めました。駒研の増山さんも柿崎大祐さんのおっしゃるような説であったと思います。わたしはいずれの場合も断定的なことはいえません。キコリさんの解説を待ちましょう。【P.S.】 確かに実際の美水作の盛り上げは静山とは思えない気がします。今、実物を何組か並べて見せていただければわたしなりの答えを申し上げられると思います。つまり観れば分かると思います。過去に見た経験はありますが、もう記憶にありません。その当時の印象・興味が薄かったということだと思います。  

駒師番付

 投稿者:柿崎大祐  投稿日:2009年11月 4日(水)23時51分12秒
  大関の中に、美水(宮松登美 +盛上げ 金井秋男)と有りますが、私が以前聞いた話だと、影水の死後、宮松家の家計を助けるため多数のいわゆる静山影水を作った。またこの時期の美水作は殆ど静山が彫っていて、美水は盛上げだけしていた。私はこのように記憶していましたが、番付では盛上げ静山となっています。
私の誤解でしょうか?
 

RE: 駒の道具と材料

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 4日(水)18時38分58秒
  貴重な知識をご披露いただき感謝です。こんなことを知っているのはキコリさんくらいではないですか。キコリさんが「道具」の方に触れられたので、わたしは「情報」について一言。

情報とは何でしょう。蓄積された字母のことでしょうか。確かにデザイナー影水が素晴らしい仕事を後世に残しました。影水の写しを作っている限りは足を踏み外すことはないでしょう。しかし例えに出させていただきますと第一級のプロである桜井掬水師、熊澤良尊師などは過去の名工の仕事に抵触しないような狭い道を歩む必要があるのです。将棋の駒という限られた狭い世界ですからその独創の道は容易な道ではないはずです。豊島や奥野の時代の方がその「情報」に邪魔されない自由な創造が可能なよき時代であったのではないでしょうか。(意見が少し過激でしたか)
 

駒の道具と材料

 投稿者:キコリ  投稿日:2009年11月 4日(水)15時20分59秒
  梅水さんのコピペを読んでいて一つ誤解をなさっている方々がいると思い書いてみました。

21に対することです。
>本来なら道具も情報も現代の方が優れているから、今の駒師のほうが
>いいものが作れるはず。

これは、明らかに間違っております。
機械的なことは、確かに進歩したでしょう。しかし、漆自体と筆に関しては全く反対なのです。

豊島の時代は、谷地ネズミの毛を使っておりました。現在ではもう無く、蒔絵の本場である輪島でも、現存するものは、使用しているものを含めて約30本。
蒔絵が最高水準であった安土桃山時代は、日本イタチの毛を使っておりました。
では、どこに違いがあるのか?
谷地ネズミでは、1mmの幅の中に技量がよければ3本の線が引けるとされています。
日本イタチでは7本の線が引けたそうです。蒔絵の最高水準のものは日本では徳川家の
「初音の調度」とされております。しかし、ヨーロッパには戦後、すばらしい作品たちが
日本から持ち出され、ヨーロッパの貴族たちが買い占めました。それらのものは、もう
修復の時期に来ております。日本からも幾人かの修復師が行って、その作業に当たっておりますが、実際にその修復をすることが、筆が無いことにより不可能な状態です。

漆にしましても、日本の純粋な自然の漆の木から取れるものは、ウルシオールの含有率が高く、豊島のような漆の表現が出来ましたが、現在のものは植林による木から採るために、それほど良いものはありません。科学的に作ることが現在では出来ません。
 

2chの続きについての続き

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 4日(水)13時12分29秒
  数年前のこと、美術館仲間の佐伯さんとゴッホの「ひまわり」を観に行きました。最高作といわれるひまわりともう一つのひまわりの2点が並べて展示してありました。わたしは予備知識はありませんでしたが、佐伯さんに「どっちがいい?」と言われ最高作を指して「こちらが圧倒的にいい」と言いその理由も述べました。その後、佐伯さんはわたしに2点のひまわりの生い立ちや評価などの解説をしてくださいました。その頃から自分の「絶対美感」(ブログ参照)に自信を持ち始めました。それより少しだけ前の話になりますが、銘駒図鑑を作りました。わたしがホームページを作った最初でした。学校で学んだことも仕事で経験したこともなく作ってみたら作れてしまったのです。本当は絵を描くのがよいのかもしれませんが、ずぼらなわたしは思うばかりで始めることは未だにありません。ここに書いたのは自慢話のつもりではありません。わたしが駒を観るときの最高の武器がこの絶対美感と信じるものなのです。ですから実物さえ観ることが出来れば銘や生い立ちなどとは無関係に評価するという傾向になっています。その辺りから本物でも贋作でも関係ない、この手元にあるこれならばそれでよしという場合も出てきます。しかしですね、銘駒図鑑に掲載する駒はすべて褒める姿勢ですのでわたしの美意識とは無関係に褒める場合も多いと思います(笑)褒めるといっても上から目線じゃありません。下から拍手しているイメージです。近くどこかで「駒師応援宣言」をするつもりです。駒師の方はプロアマ問わずどなたであってもわたしは応援しますというものです。  

2chの続きについて

 投稿者:梅水  投稿日:2009年11月 4日(水)12時32分37秒
  「何をもって素晴らしいとするのかわからない。
  どんな技量の違いがあるのか?
  誰か説明できるわけ?駒師でもない人が。」

実はこの書き込みが気になっていました。まずは駒には技量という要素しかないというのが一般的な認識なのだろうということが分かります。道具であるという固定観念がありますね。しかしそれは当然でありこの方を責めるつもりはありません。次に駒師でなければ説明できない。つまり、駒師でない人間には分からないということですね。そんなことはありません。わたしは駒師ではありませんが十分理解しているつもりです。また、豊島龍山(初代)は駒を作り始める前から理解をしていたはずです。また、駒師でも理解していない方は大勢いらっしゃると思います。それが駒の二面性ということでもあります。その昔、ある素晴らしい技量の駒師の方とお話しをしました。お名前は申しません。その方は過去の名工の仕事を指して「どこがいいってことなのか分からないんだよねぇ」とおっしゃいました。これは名工への批判ではありません。ご自分についての告白です。そのときわたしはその方を信用できる素敵な方だと思いました。普通じゃ正直には言えませんよ。つまりこの辺りに駒の正体が伺えるわけです。ちなみにその駒師の方は本当に素晴らしい腕をお持ちで、その作品は見とれてしまうほどのものです。
 

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